「ケーブルカー 吊り上げられて
霧迫る」 弘
424mを6分、山上へ。夏から一気に晩秋へと思わせる、霧雨の中の
吟行だった。
あんなに暑かったのに山上はツリフネ草、水引、萩など
すっかり秋模様であった。
「武具蔵や 都守りし 霧の杜」 弘
御岳神社社殿は、徳川家より江戸の守護を講われ、鎌倉から江戸に向きを変えたという。
その昔、武の蔵から「ムサシ」という地名がうまれたともいわれている。
「霧裂きて 迎え太鼓が 神立ちぬ」 弘
御師の家「御岳山荘」に着いたとたん、山々をとどろかす雷鳴がした。
夏のピリオドを打ったんだなあ。
御師料理を頂いてからの句会は楽しかった。
ひろじい