今朝は、旅館の屋上におまつりしてある火防地蔵さまのおまつりだ。
身内だけ(3世代)で参列し、神官の祝詞(のりと)のあと、うやうやしく
1年間の火防のご加護を祈願し、宿の火防に努めることを誓った。
この地蔵さまには、過去、何度か助けていただいた。
その1 昔、私の亡き母が、夜胸騒ぎがして落ち着かず、旅館の
内外を見て回ったところ、外のゴミ箱が燃えていた。
あやうく、火災をまぬがれた。
その2 30年ほど前、旅館が新築して間もないころだ。
宴会の片付けを終えて休んでいた女将が、何かキナ臭い
という。私が3階の広間を点検したが、異状はない。
それから2時間後に寝につこうとしたら、女将が
やはりキナ臭いという。2人して広間に行って見たら
積み上げた座布団から煙が出ていた。
お客さんのタバコの火が落ちて、座布団を燃やしたのだ。
この地蔵さまはどうも女将に知らせてくれるようだ。
ありがたい地蔵さまだ。
ひろじい