荒澤屋の玄関に七段飾りを出しました。
3年前娘がうまれて、いわきの実家から届けられたものです。
私は家族が大事に飾ってくれていた自分のお雛様が大好きだったし、「七段飾り」ってだけで子供の頃からとても自慢だったし、30年前のものなのに状態もよいので「私のものを子供にあげたい」と実家の両親にお願いしました。
(「私のもの」と連発した挙句に勝手に貰ってしまいましたが、私には妹が2人おります‥。ごめん、妹達。)
お雛様をみると必ず思い出すのが、20数年間季節になると飾ってくれて、梢が嫁に行き遅れると困るからねと、桃の節句が終わるとすぐしまってくれた住吉のじいちゃんとばあちゃん。
じいちゃんは13年前、もう2度とお雛様を出すことはできなくなってしまったけれど
今度は奥多摩で大事にするからね。
ばあちゃんは趣味やお稽古事に忙しく、電話をしてもなかなか繋がりません(笑)。
そんないきさつがあり、思い出いっぱいのお雛様達は私と時間差で、この奥多摩にやってきたというわけです。
玄関で、女将と一緒にお客様をお出迎え。
なかなかいいでしょ。
こずえ