読めますか、河豚。
読めますね、フグです。
板さんは調理師免許の他、ふぐ取り扱い免許を持ってます。
実技・学科試験をパスすれば晴れてふぐ調理師に。
といっても簡単なもんじゃない。敵はふぐ。
しかも東京都でふぐ免許を取得するとなると難易度は日本一。
(都道府県により違う)
実技試験の練習にはふぐが必要。ふぐ、買う。ふぐ、高い。
練習用のふぐは冷凍モノを使うようですが実際の試験は生ふぐ。
冷凍モノは縮んでしまい、内臓の鑑別が難しい(鑑別も試験に出る)。
試験用生ふぐも練習で扱う。
一体いくらふぐに貢いだのでしょうか‥。
一生ものの資格なので許します。
「意地悪ばあさんの時にふぐ免欲しかったなあ」と板さん。
免許には石原都知事の印が。ちょっとわかるかも、その気持ち。
で、本題に入ります。
先日保健所からふぐチェックが入りました。
ふぐを取り扱う調理場は、ふぐの毒部分を捨てる
鍵付きの入れ物が必要。
その後業者が焼却処分するので一般のゴミに出したりは出来ない。
それを見にきた、というわけでした。
ありますよ。ふぐ毒入れ(除毒缶という)。
ちなみに民話の宿荒澤屋では御宴会・御法要のメニューで
「ふぐの唐揚げ」をお出しすることがあります。
意外と知られていないようですが、さっぱり上品な味で美味しい。
なんたってふぐだもん。
身を食べたあと骨を吸うと旨みが滲み出てまた美味い。
上品でも何でもない食べ方講座でした~。
毒入れ。と書くとなんだか怖い。
ふぐ刺しをまとめて豪快に食べたい嫁でした。